見えない宇宙に挑む
すべての古代文明は、夜空を研究する必要性を感じ、毎晩星を眺めていました。 しかし、それは彼ら自身の目によるもので、星空のみの観察でしかなかったのです。 17世紀初期のガリレオの天体観測以後、天体望遠鏡の出現によって宇宙への窓を開き、それは技術的に進歩した巨大で精密な科学装置へと進化していきました。 その中で、私たちは「目で見える宇宙」と「見えない宇宙」があることに気づきます。 遠くて暗いものや、光の波長、さらにニュートリノや重力波など・・・。 私たちは科学の力によって、その境界を垣間見ることができるのです。