二人の銀河鉄道~賢治と嘉内の青春~

1916年、山梨から岩手の農林学校へと向かった若者・保阪嘉内は、そこで生涯の友となる宮沢賢治と出会います。文学、芸術、農業、そして星空の話に心を響かせ合う二人。夜の岩手山で見上げた満天の星と天の川は、やがて『銀河鉄道の夜』という物語へと結晶していきます。 しかし友情の深まりとともに、信仰の違いが二人をすれ違わせる時も訪れます。別れと再会、青春の喜びと痛みを経て、嘉内は賢治が託した「人々の幸せ」を胸に抱き続けます。 これは、夢と理想を語り合った二人の若者が、銀河を旅する魂の軌跡を描いた物語です。 (あらすじ) 1916年、大正5年。山梨の青年・保阪嘉内は、文化豊かな農村をつくるという理想を胸に、 続きを読む…

ボイジャー太陽系脱出

太陽を中心に巡る8つの惑星。その向こうには、私たちがまだ知らない世界が広がっています。1977年、人類はふたつの探査機「ボイジャー」を宇宙へ送り出しました。木星や土星、そして誰も見たことのなかった天王星や海王星へ――。それぞれの星々の美しさ、驚きの発見、そして太陽系のはてへの果てしない旅。どこまでが太陽系なのか、そこを超えた先に何があるのか。ボイジャーは私たちに答えを届けてくれました。そして今も、誰も踏み入れたことのない星間空間を飛び続けています。 遠く離れた青い小さな地球を振り返りながら、ボイジャーの旅が語りかけるのは、宇宙の広がりと、私たちの存在の尊さです。 (あらすじ) 太陽を中心に巡る 続きを読む…

ベテルギウスの最後

オリオン座の肩で、ひときわ赤く輝く星、ベテルギウス。その星が、まもなく寿命を迎えようとしています。 研究者たちは、星の爆発の兆しをとらえ、緊張が走る中――ある父と子は、夜空を見上げながらその秘密に触れていきます。星の光は遠い昔から旅をしてきたもの。巨大で赤く、やがて鉄の核にたどりついた星がたどる、壮絶な最期。 けれどその「死」は終わりではありません。爆発によって宇宙にばらまかれたかけらは、やがて新たな命の材料となるのです。私たちもまた、星のかけらから生まれてきた存在。 ベテルギウスの最後の輝きは、宇宙のはじまりといのちのつながりを、そっと語りかけてくれるのです。 (あらすじ)オリオン座の肩で赤 続きを読む…

はるか地球をのぞむ

宇宙から見た地球は、やわらかな青に包まれた、とても美しい星でした。地平線の向こうには、昼と夜の境目がそっとにじみ、まるでフィルムのように地球を包んでいます。人類はずっと宇宙に憧れ、たくさんの宇宙飛行士や探査機が、空の向こうへ旅立ってきました。その多くが、遠くから地球を振り返り、「ただいま」とでも言うように、私たちの故郷を見つめてきたのです。はるか彼方の宇宙から見ると、地球は小さな青い点にすぎないかもしれません。でも、その点の中に、私たちの暮らしや思い出、命がぎゅっと詰まっているのです。宇宙の広さを知るほどに、この星の大切さに気づきます。ここが、私たちにとって、たったひとつの特別な場所なのです。 続きを読む…

さそり座ツアー~アンタレスに突入せよ!~

夏の夜空に輝く、赤く美しい星・アンタレス。さそり座の心臓ともいわれるその星をめざして、宇宙船に乗りこんだのは、やさしい天川船長と星のことに詳しい星崎博士、そして、ちょっと緊張ぎみの実習生ヒカルとホシミ。 旅の途中では、さそり座にまつわる世界の物語や、星の生まれ方、そしてアンタレスのひみつを楽しく学んでいきます。ところが、突然とどいたSOS信号。なんと、アンタレスの中に宇宙船が迷いこんでしまったようなのです——。 こわいけれど、助けに行きたい。その気持ちが、宇宙の大冒険を生み出します。星たちのやさしい光に包まれる、心あたたまる宇宙の旅へ出かけましょう。 (あらすじ) 夏の星空を見上げると、南の低 続きを読む…

彗星の旅

私たちの太陽系が誕生した46億年前、その記憶を今に伝える“タイムカプセル”——それが彗星です。惑星になれなかった氷とチリの塊は、太陽系の果て・オールトの雲やカイパーベルトに留まり、やがて太陽へ向かう旅に出ます。 太陽系の成り立ちから彗星の構造、軌道、尾の形成、さらには流星群との関係まで、壮大な宇宙の時間と空間を巡る旅へと誘います。命の起源を秘め、時に地球に脅威を与えることもある彗星。その美しさと神秘に満ちた軌跡を、科学の翼でたどる感動の作品です。 (あらすじ) 私たちが暮らす太陽系は、約46億年前、天の川銀河の片隅で星々の残骸が集まり誕生しました。その生成の痕跡を今に伝える天体――それが彗星で 続きを読む…

重力 宇宙を支配する謎のチカラ

「すべてのものは、なぜ落ちるのか?」 この素朴な疑問から始まる、重力の謎への旅。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの時代から、ガリレオ・ガリレイ、ニュートン、アインシュタインへと受け継がれてきた「重力」をめぐる探究の歴史をたどりながら、私たちは宇宙の本質に迫っていきます。 重力とは、単なる「引っ張る力」ではなかった——。時空そのものを歪めることで、すべての物体の運動を支配する、宇宙を形作る根源的な力だったのです。 本作では、惑星や衛星の運動、星や銀河の誕生から、トランポリンを使った直感的な比喩までを駆使しながら、難解な物理現象をわかりやすく解説。見えないけれど、確かに存在する「重力」の正体に迫 続きを読む…

月世界 ~月に降り立ったらどんな感じだろう?~

祖父と孫の何気ない会話から、物語は静かに幕を開けます。「おじいちゃん、月ってどんなところ?」そんな素朴な疑問に、科学と物語の魔法で応えるの作品です。 地球と月の大きさや距離、ISSの高度、アポロ計画の偉業――宇宙のスケールを「リンゴとさくらんぼ」で視覚化しながら、私たちが普段見ている“月”が、いかに壮大で神秘的な存在かを、楽しくわかりやすく描いていきます。 月の昼と夜は1日で約1か月!?星は瞬かない? 空は真っ黒?月に立ったらどうなるの?夢の中で月面に降り立つ少女・マリの体験を通して、月の重力や大気の違い、宇宙服の役割までをリアルに感じることができます。 子どもたちの好奇心をくすぐり、大人の心 続きを読む…

宇宙・究極観測~探せ!ブラックホール~

宇宙には、まだ見ぬ謎がある。私たちはどこから来て、どこへ向かうのか? 星の誕生、銀河の進化、重力波、そしてダークマター——最新の望遠鏡と観測技術が、壮大な宇宙の真実を少しずつ明らかにし始めています。 この番組では、地上と宇宙を舞台に、科学者たちが挑む最前線の観測を紹介。彼らの視点を通して、私たちは「見えない宇宙」を“観る”旅に出ます。 探査とは、問いかけること。観測とは、見つめ続けること。その先にあるのは、私たち自身の物語かもしれません。 ついに人類は、宇宙の“影”を見た。ブラックホールの姿をとらえ、時空のさざ波=重力波を聞いた瞬間——それは、紙と鉛筆と想像力で始まった科学の旅が、ついに宇宙の 続きを読む…

宇宙をひもとく4つのカギ ~宇宙図の世界~

私たちの宇宙には、まだ誰も解き明かしていない大きな謎が残されています。 なぜ宇宙には物質が存在するのか?目に見えない“ダークマター”とは何なのか?時空をゆがめる“重力波”は、何を語ろうとしているのか?そして、宇宙に生命は存在するのか? この番組では、最先端の宇宙研究をもとに、4つの鍵となるテーマを探求します。研究者たちの挑戦と発見をたどりながら、観客は深遠な宇宙の謎へと旅立ちます。 科学が照らす未来、そして私たちの存在の意味に迫る——これは、宇宙の扉を開く「4つのカギ」をめぐる物語です。 (あらすじ) あなたは自分がどこにいるか、本当に知っていますか?目覚めるとそこは、漆黒の闇に包まれた見知ら 続きを読む…

ユニバーサル・ヒーリング ~美しき惑星~

そのときあなたは宇宙に包まれる・・・暗く静かな宇宙の中、青く輝く地球や赤い火星の大地、迫力のある木星の大赤斑に土星の環。 美しい映像と、美しい音楽のみで構成された珍しいヒーリング番組。忙しい毎日の中、ゆっくりと…ただゆっくりと時間を過ごしてみませんか? 奥行き感のある美しいドーム空間。 ナレーションもなく誰にも邪魔されない、癒しに特化した作品です。 ■作品情報上映時間 25分40秒ジャンル:ヒーリング(ナレーションなし)映像:4Kドームマスター音声:マルチチャンネルorステレオ制作年:2018年配給年:2025年 ■制作・著作/合同会社スターライトスタジオ※公式サイトはこちら ※配給期間は20 続きを読む…

Snowflake ~雪は天からの手紙~

手のひらに舞い降りた一片の雪。その美しさの裏には、壮大な空のドラマが隠されています。 雪は、なぜ六角形なのか?どうやって空で生まれ、どんな旅を経て地上に届くのか?雲の中のミクロの世界をめぐり、結晶の神秘に迫ります。 ひとひらひとひらが語る、地球の息吹と宇宙のつながり。自然の造形美と科学の不思議を、美しい映像とともに体感できる心あたたまる冬の科学ファンタジー。 この冬、空から届く“天からの手紙”を受け取ってみませんか? (あらすじ) 雪の結晶:天からの手紙、その科学と美の探求冬の夜空に舞い降りる雪。その一ひら一ひらには、はかなくも壮大な物語が秘められています。 古くから人々は雪の不思議な形に魅了 続きを読む…

アルマ ~ボクの みつけた 願いごと ~

星に願いをかけたことはありますか? ある町に暮らす、ひとを幸せにするために生まれたロボット「アルマ」。 小さな女の子・ミラとのふれあいの中で、アルマは“心”を知りたくなります。 「楽しいって?」「嬉しいって?」「友だちって?」——答えを探して、アルマは旅に出ました。 夜空を彩る流れ星、やさしい出会い、すれ違う気持ち。願いごとを叶えるには、自分の“気持ち”を伝えることが大切なんだと、アルマは気づき始めます。 あなたなら、星に何を願いますか?こどももおとなも心あたたまる、やさしい星物語。 (あらすじ) <<あなたは、星に何を願いますか? ロボットのアルマが、本当の「こころ」を見つける感 続きを読む…