海外作品
それは、宇宙が発する微かな鼓動。
星の死、時空の揺らぎ、光の向こうの物語―― 見えない宇宙の声が、今、聞こえてきます。
星々の光は、宇宙から届く最も確かなメッセージ。
かつて月の満ち欠けや日食の予測から始まった天文学は、今や重力波やニュートリノといった“目に見えないメッセンジャー”までをも捉える時代へと進化しました。
ハワイのマウナケア山にあるジェミニ望遠鏡は、突発的な天体現象にも即座に対応し、星の誕生と死、そして宇宙からの予期せぬ訪問者――たとえば「オウムアムア」のような恒星間天体を捉えてきました。
さらにチリでは、ヴェラ・ルービン天文台が空を絶えずスキャンし、夜ごとに1,000万もの変化を記録するなど、天文学の観測スタイルは劇的に変わりつつあります。
光だけでなく、宇宙線、ニュートリノ、そして時空そのもののさざ波である重力波――かつて誰も聞き取れなかった“宇宙の声”を、私たちは今、ようやく聞き始めたのです。
この番組では現代天文学が切り拓く新たな観測の地平と、そこに挑む研究者たちの姿を、壮大なビジュアルと共に描き出します。 宇宙の歴史を書き換える発見は、まさに今この瞬間にも生まれています。
あなたも「時空のメッセンジャー」に耳を澄ませてみませんか?
スバル・シスターズは、プレアデスのギリシャ神話を現代風にアレンジしたフルドームアニメーションの短編映画です。
オリオンに追われるスバルの7人の姉妹は、オリオンの宇宙支配に挑むために団結します。
彼女たちは神聖な使命を通じて夜空を変え、不死を達成し、運命を書き換えます。
このプロジェクトは、私がWomen in Animation (WIA) のために主導したイマーシブアニメーションワークショップ中に作成され、2025年2月に国際科学映像祭で披露されました。
制作年・配給開始:2025年
「Solarians」は、プラネタリウムドームのために制作された短編映画で、魅力的なアニメーションとストーリーテリングを通じて、教育と娯楽を提供する没入型の体験を提供することを目的としています。
この映画には、今世紀で最も重要な発見の一つと称賛されている重力波の描写があり、2015年にLIGOが確認したことにより、観客は宇宙の出来事をユニークな視点で見ることができます。 「Solarians」はまた、日食、黄道星座、太陽系、宇宙のスケール、さらには多元宇宙の謎を探求しています。
フルドーム映画のために開発したイマーシブアニメーションワークショップで制作された「Solarians」は、日本でグランプリを受賞し、中国でも賞を受賞し、世界中の映画祭に参加しました。
制作年:2019年
配給開始:2025年
制作:Juli Tagger(アルゼンチン)
広大な宇宙の中でなぜ地球が生命の星となったのかを優しく解き明かす作品です。
私たちが住む銀河系には、無数の星が集まっており、その中の一つが太陽系です。
そして、この太陽系の中で唯一、地球だけが豊かな生命を育んでいます。
地球には、生命が生まれ、成長し、進化するために必要な条件が揃っているのです。
例えば、地球は自転の角度がちょうどよく、四季を生み出しています。
さらに、太陽から適切な距離に位置し、水が液体で存在できる気温を保っています。
また、地球には強い磁場があり、宇宙からの有害な粒子や太陽風から生物を守る役割を果たしています。
作中では、地球がいかにして「生命の星」となったかを科学的にわかりやすく解説するとともに、
宇宙全体の創造や広がりについても触れています。
ビッグバンによって誕生し、今も膨張を続ける宇宙の中で、地球と生命が存在することの不思議さと尊さを感じさせる作品です。
私たちの存在を支えるこの青い惑星の魅力に気づき、宇宙への理解を深めるきっかけとなるでしょう。
元素をテーマに宇宙の物質はどのように作られたのかを美しいCG映像で体感できます。
あなたが目にしているものは、すべて原子と呼ばれる小さな粒子でできています。
原子には、様々な形「元素」があります。
宇宙の始まりから存在しているものもありますが、そのほとんどは星の中で作られました。
寿命を迎えた星の壮大な最後は、生命をスパークさせ、居住可能な惑星を作る種を銀河系に蒔いたのです。
私たち一人一人の中にある原子は、想像を絶する空間と時間を越えて、今に至ります。
そう、私たちは、宇宙そのものを見ているのです
穏やかな夏の星空を眺めると、美しいものを感じます。静寂な宇宙。
ただ、それが生きていて、激しい世界であることに誰も気がつかない・・・
ブラックホールとそれに関係する現象は、長年にわたって多くの有名な科学者の研究によって、すでに20世紀初頭からその存在が予測されていました。
光すら取り込んでしまうブラックホールをどのように観測し、確認や推測ができるようになったのでしょうか。 私たちは宇宙で最も激しくて印象的な現象、そして最も恐ろしい天体の姿を垣間見ようとしているのです。
ブラックホールで起こる様々な現象やそれを観測する様々な機器や施設、さらに銀河中心に存在する超大質量ブラックホールなど、謎多き天体を多彩なドームCG映像で迫ります。
地球を越えて、知られざる未知の旅へ
美しい星空に想いを馳せる。
この眺めの先にある宇宙に・・・
そして今、驚きの世界を垣間見ようとしているのです。
太陽系は驚異の世界に満ちあふれています。
灼熱の太陽、温室効果の金星、宝石のような土星…
どれも地球とは異なるダイナミックな天体なのです。
さあ、地球を越えて、知られざる未知の旅へ出かけましょう。
その冒険の先では、太陽系外の惑星に住んでいる異星人が、私たちのように夜空を見上げているかもしれません。
宇宙が大好な森の妖精クルムカと友達のキッピ―は、星を観測するエルフ先生から学ぶうちに、宇宙へ行ってみたいと思うようになります。
そして、森の洞窟に魔法のロケットがあることを 知った二人は、それに乗って太陽系をめぐる旅へ 出発します。
ワクワク、ドキドキの宇宙旅行。 愉快なロボットガイドのロビックスも一緒に、 楽しく宇宙を冒険だ!
おとぎ話の冬の森。
妖精クルムカは初めて見る雪に大はしゃぎ。
森へでかけるとさらにめずらしいもの・・・北の空に光るオーロラ、空を飛んでいく小惑星、憧れの冬の星座・・・に出会います。
スリルいっぱいのレース、魔法、そして驚きでいっぱいの、素敵な冒険がはじまります。
私たちは、ずっと昔から夜空に輝く星に興味を持ち、古くから天体を観測する施設を作りました。
古代ギリシャの時代の神話的な世界感から、少しずつ時間をかけて科学的な興味へと変わり、 今では地球と他の7つの惑星と一緒に、太陽の周りをまわっていること私たちは知っています。
天文学者が解き明かした太陽系の世界をお楽しみください。
ピンク・フロイドの不滅の名盤 The Dark Side Of The Moon のリリース50周年を記念したプラネタリウムバージョンです。
1973年2月27日、レコード会社は、ピンク・フロイドのニューアルバム「The Dark Side Of The Moon」の初披露の記者発表をロンドンのプラネタリウムを会場にして企画します。
宣伝嫌いの彼らが登場するのではと期待が高まりますが、当日ゲストを出迎えたのは、4体のピンク・フロイドの等身大の切り抜きでした。
しかしプラネタリウムの星空を背景にした音楽は大成功を収め、これをきっかけにアルバムは現在までに5000万枚以上の世界的なセールスとなったのです。
あれから50年・・・ピンク・フロイドの「The Dark Side Of The Moon」は、最新のプラネタリウムテクノロジーによって、世界のプラネタリウムで上映されます。
宇宙で最も速い宇宙船レオ。
ナビのゾーイやファスティと一緒に、宇宙パトロールへ出かけます。
目的地は最初に太陽系を飛び出したボイジャー1号!
でも、旅の途中で様々なトラブルが・・・。
ワクワク・ドキドキいっぱいの宇宙の大冒険が始まります!
宇宙は様々な色で満ち溢れています。
宇宙に関する知識のほとんどは、光によって得られました。
しかし、光とは、色とは、いったい何なのでしょうか?
色は周りのあらゆるものを豊かにし、目に映る世界をより鮮やかにしました。
それは私たちを誘い、楽しませてくれるのです。
しかし、宇宙のパレットはもっと豊かなのです。
目に見えない光で空を見れば、私たちの知らない驚異的な世界を知ることになるのです。
私たちは長い間、光(可視光線)によって、この世界に関する知識を得てきました。
しかし18世紀の後半になると赤外線が発見され、私たちは見えない光の存在に気付きます。
実は私たちが目で見ているものは、ごくわずかな色の範囲でしかなかったのです。
宇宙は私たちが見ることができない色であふれていました。
それはいったいどのような世界なのでしょうか。
この作品では、様々な色(スペクトル)で、普段見ることができない不思議な宇宙の姿をご覧いただきます。
宇宙は暗闇というイメージが、きっと大きく変わることでしょう。
地球には生命が存在し、共に進化してきました。
私たちの運命は絡み合っていたのです。
地球と同じように生命を育んできた世界は、宇宙のどこにあるのでしょう。
私たちは、太陽系内の生命の痕跡を深く調べ始めました。
そして、遠く離れた世界に生命の痕跡を探しています。
もしかしたら、はるかに古い文明からの信号を発見する日が訪れるかもしれません。
どうすれば、宇宙に向けて自分たちの存在をアピールすることができるのでしょう?
今日は時空を越えて、宇宙に生命を探す旅に出かけることにしましょう。
ナレーション:下山吉光
すべての古代文明は、夜空を研究する必要性を感じ、毎晩星を眺めていました。
しかし、それは彼ら自身の目によるもので、星空のみの観察でしかなかったのです。
17世紀初期のガリレオの天体観測以後、天体望遠鏡の出現によって宇宙への窓を開き、それは技術的に進歩した巨大で精密な科学装置へと進化していきました。
その中で、私たちは「目で見える宇宙」と「見えない宇宙」があることに気づきます。
遠くて暗いものや、光の波長、さらにニュートリノや重力波など・・・。 私たちは科学の力によって、その境界を垣間見ることができるのです。
「光のない生活って想像できる?」
私たちの生活は、火という光を使い始めてから、夜の活動や料理に使うようになり随分と変化しました。
さらに人々は星の光を使って、その動きで暦を作り日々の生活に活かしていったのです。
また、太陽で作られたその光は、地球の植物の光合成の源となって地球の環境を作ってきました。
今日私たちは光の世界に住んでいて、照明や医療・科学技術など様々なことに利用しているのです。
では、その「光」の正体とはいったい何なのでしょうか。
この作品では、親子の会話と通して、光について考えていきます。
私たちのまわりには、生命が満ちあふれています。
これら生命について考えたことはありますか?
地球には、何百万ともいわれる種類の生命が住んでおり、それは間違いなく宇宙で最も驚くべき現象の一つです。
生命は、どんな過酷な場所でも、その環境に合わせ、長い時をかけてこの惑星を住みよい世界に変えていきました。
何十億年も前に地球上で始まったこの営みは、遺伝子によって、その貴重な記録を残してきたのです。
そして、私たちは母なる星 地球を飛び出し、新たな視点で世界を見ることができるようになりました。
しかし・・・ これら生命は、どのように生まれてきたのでしょうか。
地球を越えて、宇宙にも存在するのでしょうか。 もしかしたら、別の惑星にも・・・。
今日は、時や空間を超えて、宇宙の奇跡ともいえる生命の探求の旅へ出かけることにしましょう。
宇宙のごくありふれた星の一つ「私たちの太陽」には8つの惑星があり、その光は太陽系の様々な天体を照らし暖めています。
ほとんどの惑星は、灼熱や極寒の世界にも関わらず、第三惑星の地球だけが、他にはない青い海と緑や茶色の大地、そして動物や植物に必要な大気があり、気候が温暖で様々な生命があふれる星となりました。
この環境の中で誕生した人間は他の動物にはない知性を持ち、技術的に高度な文明を築き、その活動範囲を地球だけでなく宇宙に広げようとしているのです。
小さく青いこの惑星で、豊かな生命が繁栄することができた理由とは、いったい何だったのでしょうか?
そのような地球の環境について、紐解いていきましょう。
夜空を見上げると、無数の星々がきらめき、私たちを神秘的な宇宙の世界へと誘います。
その星空に秘められた謎を解き明かすための壮大な冒険が、プラネタリウム番組「宇宙への旅」です。
この番組では、太古の昔から続く人類と宇宙との関わり、天文学の歴史、そして現代科学が解き明かす宇宙の姿を体験できます。
星空の観察から始まり、最新の天体望遠鏡が捉えた宇宙の果て、そして太陽系や銀河系を超えた広大な宇宙の姿が映し出されます。
宇宙探査の最前線に触れることで、地球の繊細さや宇宙の壮大さを改めて感じられる内容です。
この旅を通じて、私たちは自分たちが住む星の特別さと宇宙という大きな舞台での存在を考えるきっかけを得るでしょう。
星空に思いを馳せた古代の人々の視点から、科学技術の粋を集めた現代の宇宙探査まで、時空を超えた旅へ。
子どもから大人まで、どなたでも楽しめる感動のプログラムです。
さあ、星々の物語を紐解く「宇宙への旅」に出かけてみませんか?
しかし1992年頃から、変化が起こります。
海王星の外側に、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれる多数の天体群が見つかったのです。
そこに冥王星に似た大きさのエリスが見つかったことから、惑星についての考えを改めることとなり、ついに冥王星は惑星ではなくなりました。
このことは、太陽系の新しい考えが生まれるきっかけとなり、カイパーベルトの一部の軌道から、我々の知らない何かがあるかもしれないと考えられるようになったのです。
この作品では、かつての第9惑星「冥王星」から、エリスやセドナといった特徴的なカイパーベルト天体、そして未知の惑星「プラネット・ナイン」など、多彩なCG映像やシミュレーションを駆使して、その正体に迫ります。
あなたは最近月を見ていますか?
最後に、月を愛でたのはいつですか?
ほとんどの人に、月はあまり興味を持ってもらえません。
でも実は私たちにとって、月はただ空に浮かんでいるだけのものではなく、想像をかきたて、探検と科学を発展させてきた仲間なのです。
人々は月に対する好奇心を様々な形で膨らませてきました。
それはガリレオの月の観測や、空想作家の月の世界への冒険、そしてアポロ宇宙飛行士の月面着陸へと繋がっていきました。
さらに最新科学は、月の誕生の秘密を解き明かそうとしています。
今夜は、まったく新しい視点から、月に想いを巡らせてみることにしましょう。
私たちはどのように宇宙を解き明かしてきたか宇宙についての私たちの理解は天文学の発達とともに拡大してきました。
古代の神話的宇宙に始まり、プトレマイオスの天動説~地動説~望遠鏡の発明によってもたらされた飛躍~スペクトル分析~現代の天文台~最新観測技術に至る天文学の歴史を辿っていきましょう。
世界最先端の天文施設を巡る三大天文台として名高い、マウナケア山(ハワイ)、ラ・パルマ島(カナリー諸島)、アタカマ砂漠(チリ)を現地ロケ。
臨場感あるオリジナル解像度6Kのドーム映像でお届けします。
私たちの世界は45億年もの間、太陽に絶えず照らされていました。
その光はすべての人たちが肌で感じることができます。
それは、太古の昔、海を離れた生命や恐竜も感じていたことでしょう。
地球を照らす星「太陽」は、地上で起きたすべてを見守ってきました。 それはまるで愛する母のように・・・。
母の懐のようなその輝きによって地球を暖め、天気を操る大切な星なのです。
そして地球上のすべての生命は、地球から最も近い太陽の恵みを受けているのです。
この作品では、もっとも身近な恒星・太陽について、古代の太陽に対する想いから、コペルニクスやガリレオの地動説、そして現代に至るまでの宇宙観、太陽が燃えている仕組みや、太陽フレア・オーロラといった宇宙天気、最後を迎えた太陽など大迫力の映像を交えながら紹介します。
「アポロ」から50年・・・ 人類は新たな大地を目指す!
1969年7月20日、ニール・アームストロング船長の有名な言葉 「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ」 と共に、 人類はついに月に降り立ちました。
これは、人類が他の天体に降り立った記念すべき第一歩でもあったのです。
それから50年・・・。
人類は次の段階として、いよいよ惑星への旅を考える時が来ました。
次の目的地は、赤い惑星「火星」です。
なぜ人類は火星を目指すのか、 火星はいったいどのような惑星なのか、 そして火星への道のりは・・・。 この作品では、月や火星について、その観測の歴史やアポロ計画、 火星探査など、それら惑星の素顔に迫ります。
「カッシーニ」は、NASAやESA(ヨーロッパ宇宙機関)などが中心となって行われた国際協力プロジェクトです。
土星にはこれまで1979年~1981年にかけて、パイオニア11号・ボイジャー1・2号が探査を行いましたが、 いずれも土星を通過しただけのわずかな期間の観測だったのです。
1997年に打ち上げられ、7年の月日を経て 2004年土星に到着・観測を開始しました。
カッシーニでは土星をまわる軌道に入り、予定の4年を遥かに超える13年もの長きにわたって土星の観測を 行い、新たな素晴らしい発見をしたのです。
この番組では、土星探査機カッシーニを通して、美しいリングを持つ土星の姿に迫ります。
またカッシーニを通じて土星について詳しく紹介しており、「土星の番組」としても上映できる内容です。
火星は、他の星とは明らかに異なるその輝きから、古代の人々から人々の関心を集めてきました。
また夜空でのその動きから、ケプラーは惑星の運動法則を発見したのです。
19世紀、ローウェルは、望遠鏡で見える火星の筋模様を運河と考え、熱心に観測しました。
1970年代に入ると探査機が数多く送り込まれ、火星の正体を解き明かしていきます。
しかし、そこには太陽系最大の山、日本列島よりはるかに長い谷など、その大きさに似合わないダイナミックな世界が広がっていたのです。
この番組では、そのような「赤い惑星」の謎をご案内してまいります。
私たちの宇宙は、日々発見が続く無限の可能性に満ちた場所です。
太陽が他の恒星と同じく、ごくありふれた天体であることを知り、小惑星や彗星が惑星誕生に果たした役割を解明するなど、人類の宇宙への探求は今も進化し続けています。
宇宙望遠鏡や地上の巨大な望遠鏡を駆使して、私たちは恒星や銀河、さらにはブラックホールや中性子星といった高エネルギー現象を観測し、理解を深めています。
その中でも、X線やガンマ線で捉えられる宇宙の姿は、まるで別の世界。
これらの波長が見せる激しい現象は、私たちの目には見えませんが、最新技術を用いた観測がそれを可能にしています。
たとえば、ブラックホールの周りで発生する強大なエネルギーや、恒星が生まれる現場の美しい姿。そして、超新星爆発やガンマ線バーストといった壮大な宇宙ショー。
これらは、私たちの想像を超えた宇宙の姿を映し出しています。
このような探求を通じて、私たちは宇宙の始まりや、そこに秘められた物理法則の謎を紐解いています。
そしてそれは、「私たちは何者で、どこから来たのか?」という人類共通の問いに答えるための旅でもあります。
0年の長き旅の果てに、彗星にたどり着いた探査機「ロゼッタ」の挑戦!
「ロゼッタ」とは、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機で、打ち上げからおよそ10年の歳月をかけて、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達。
これまでにないリアルな彗星の姿の映像撮影や、着陸機「フィラエ」を降下させるなど、その活躍が広く知られています。
番組では、彗星探査機「ロゼッタ」の話題を中心に、彗星の成り立ちや観測の歴史、NASAの彗星探査機「スターダスト」など、圧倒される高いCGクオリティを用いて紹介しています。
タイトルは「ロゼッタ」ですが、比較的「彗星」そのものにもスポットが当てて制作されているため、「彗星の番組」として上映することもできる内容です。
番組の前後には、彗星発見者クリム チュリュモフ氏が出演しています。
美しいCG映像によって描かれるおおぐま座やエチオピア王家物語、北の空を中心とした星座や様々な天体など、地上はもちろん時には宇宙の目線で繰り広げられる壮大な星空案内です。
古代の人々の星空への想いや、現代科学によって解き明かされた最新科学、そして未来の姿といった様々な姿で星座をご案内します。