

私たちの宇宙には、まだ誰も解き明かしていない大きな謎が残されています。
なぜ宇宙には物質が存在するのか?
目に見えない“ダークマター”とは何なのか?
時空をゆがめる“重力波”は、何を語ろうとしているのか?
そして、宇宙に生命は存在するのか?
この番組では、最先端の宇宙研究をもとに、4つの鍵となるテーマを探求します。
研究者たちの挑戦と発見をたどりながら、観客は深遠な宇宙の謎へと旅立ちます。
科学が照らす未来、そして私たちの存在の意味に迫る——
これは、宇宙の扉を開く「4つのカギ」をめぐる物語です。
(あらすじ)
あなたは自分がどこにいるか、本当に知っていますか?
目覚めるとそこは、漆黒の闇に包まれた見知らぬ世界。一体ここはどこなのか、どうすればここから脱出できるのか…? 不安と謎に満ちた状況に放り込まれた一人の男の物語が、今、始まります。
このプラネタリウム番組は、まるで自分が主人公になったかのような没入感を味わえる、新感覚の宇宙探求アトラクションです。男は、謎のAIに導かれ、奇妙なホログラムを完成させるために、宇宙の深淵へと旅立ちます。
旅の途中で出会うのは、宇宙の真実を解き明かす「4つのカギ」。
• 第一のカギ:目に見えるものは「過去」 遠くの銀河を見ることは、遠い過去の姿を見ることと同じであるという、驚きの事実を体験します。光の速さが有限であるため、遠い天体から届く光は、それが出発した遠い昔の光なのです。
• 第二のカギ:宇宙は「膨張」している 空間そのものが広がり続けているという、ダイナミックな宇宙の姿を肌で感じることになるでしょう。主人公は、空間が膨張することでエレベーターから遠ざかる現象を体験します。
• 第三のカギ:「現在(いま)」は見えない 目の前にあるのに掴めない美しい天体の花畑。これは、遠い宇宙の現在の姿は決して見ることができない、という宇宙の神秘を示しています。宇宙には「見える宇宙」と「見えない宇宙」が存在するのです。
• 第四のカギ:宇宙の「始まり」 時間を遡ることで、宇宙の誕生、すなわち「ビッグバン」の瞬間へと誘われます。数多のエレベーターの中から、自分のいた惑星(地球)の現在に繋がるエレベーターを見つけ出すことで、宇宙の壮大な歴史を目の当たりにします。
これらのカギを一つずつ手に入れ、ホログラムを完成させていく中で、男は自分がいる世界、すなわち「宇宙」の構造と時間・空間の関係を徐々に理解していきます。
このホログラムは、縦軸が時間、横軸が空間を示す「あなた自身の宇宙」の図なのです。
しかし、この物語には意外な結末が待っています。男が最終的にたどり着くのは、「脱出」ではない、深い気づきの場所です。
案内役の言葉が示すように、このテーマパークは、実は「あなた自身のいる宇宙」そのものなのです。私たちは皆、知識がない状態から手探りで宇宙の謎を解き明かしてきた主人公と同じ立場に置かれている、というメッセージが込められています。
宇宙の壮大さと奥深さを、これまでにない形で体験できる「宇宙を紐解く4つのカギ」。さあ、あなたもこの不思議なエレベーターに乗り込み、自身の宇宙の謎を解き明かす旅に出てみませんか?
まるで、一枚のポスターに隠された宇宙の秘密を、主人公と共に解き明かすかのような体験があなたを待っています。
■作品情報
上映時間 25分15秒
ジャンル: 科学・フィクション
映像:4Kドームマスター
音声:マルチチャンネルorステレオ
制作年:2017年
配給年:2025年
■制作・著作/合同会社スターライトスタジオ
※公式サイトはこちら
★作品リーフレットはこちら (PDF)
【番組プレビュー動画】
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