宇宙・究極観測~探せ!ブラックホール~

宇宙には、まだ見ぬ謎がある。
私たちはどこから来て、どこへ向かうのか?

星の誕生、銀河の進化、重力波、そしてダークマター——
最新の望遠鏡と観測技術が、壮大な宇宙の真実を少しずつ明らかにし始めています。

この番組では、地上と宇宙を舞台に、科学者たちが挑む最前線の観測を紹介。
彼らの視点を通して、私たちは「見えない宇宙」を“観る”旅に出ます。

探査とは、問いかけること。観測とは、見つめ続けること。
その先にあるのは、私たち自身の物語かもしれません。

ついに人類は、宇宙の“影”を見た。
ブラックホールの姿をとらえ、時空のさざ波=重力波を聞いた瞬間——それは、紙と鉛筆と想像力で始まった科学の旅が、ついに宇宙の深淵に到達した証でもあります。

本作品は、21世紀の科学が挑んだ2つの偉業を描き出します。ひとつは、ブラックホールの「影」を世界で初めて画像として捉えたEHT(イベントホライズンテレスコープ)。もうひとつは、宇宙を揺るがす重力波の観測に世界で初めて成功したLIGO(レーザー干渉計重力波観測所)。見えないものを「見る」こと、聞こえないものを「聞く」こと——それはまさに、人類の知性と情熱が生み出した奇跡のような成果です。

本作では、アインシュタインの一般相対性理論から始まり、ブラックホールの誕生、事象の地平線、光子球といった宇宙物理の概念が、わかりやすく、そして壮大に描かれます。さらに、地球サイズの仮想望遠鏡でM87銀河の中心にある超巨大ブラックホールの姿を捉えた実話、そして空間の歪み=重力波を1万分の1原子の精度で検出した技術者たちの挑戦が、臨場感たっぷりに展開されます。

これは単なる天文学の紹介ではありません。人類がいかにして「宇宙を見る目」を手に入れたか、「宇宙を聴く耳」を持つに至ったか。その知的冒険と発見の感動を、観る者の心に深く届けてくれる映像体験です。

いま、科学は見えないものをとらえ、聞こえないものに耳を澄ませ、新たな宇宙の扉を開いています。
『宇宙探求観測』は、その最前線を、あなたの想像力とともに旅するドキュメンタリーです。

■作品情報
上映時間 25分00秒
ジャンル: 科学・フィクション
映像:4Kドームマスター
音声:マルチチャンネルorステレオ
制作年:2021年
配給年:2025年

■制作・著作/合同会社スターライトスタジオ
※公式サイトはこちら

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【番組プレビュー動画】
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