
「すべてのものは、なぜ落ちるのか?」
この素朴な疑問から始まる、重力の謎への旅。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスの時代から、ガリレオ・ガリレイ、ニュートン、アインシュタインへと受け継がれてきた「重力」をめぐる探究の歴史をたどりながら、私たちは宇宙の本質に迫っていきます。
重力とは、単なる「引っ張る力」ではなかった——。
時空そのものを歪めることで、すべての物体の運動を支配する、宇宙を形作る根源的な力だったのです。
本作では、惑星や衛星の運動、星や銀河の誕生から、トランポリンを使った直感的な比喩までを駆使しながら、難解な物理現象をわかりやすく解説。
見えないけれど、確かに存在する「重力」の正体に迫ります。
重力がなければ、宇宙は存在しなかった。
身近で不思議なこの力が、いかにして私たちの世界を支配しているのか。
壮大で美しい宇宙の姿とともに描かれる、重力の知られざる真実に触れてみませんか?
(あらすじ)
重力——それは、すべてを引き寄せ、宇宙を踊らせる“見えない力”。
地面に落ちるリンゴ。ジャンプした私たちが再び降りてくる理由。
地球を周回する月や、太陽の周りを回る惑星たちの動き。
その背後にあるのは、目には見えないけれど、私たちの世界すべてに影響を与える力、「重力」です。
この番組は、そんな重力の正体を紐解いていく科学ドキュメンタリーです。
舞台は古代ギリシャから始まり、アリストテレス、ガリレオ、ニュートン、そしてアインシュタインへと、偉大な探究者たちの思考と実験の旅をたどります。
かつては「重いものほど速く落ちる」と信じられていましたが、ガリレオはその常識を覆す実験を行い、ニュートンは「万有引力」という概念を打ち立てました。
そして20世紀、アインシュタインは、さらにその先へと私たちを導きます。
彼が明らかにしたのは、「重力とは空間の歪み」だという驚くべき真実。
私たちが落下しているのではなく、歪んだ空間に沿って動いているだけ——。
宇宙は“時空”という布のような存在であり、そこに質量を持った物体があるだけで、時空は変形し、他の物体の動きまでも左右する。
番組では、トランポリンとボールを使ったわかりやすい演出によって、この難解な理論を視覚的に体感できます。
また、重力は単に物体を引き寄せるだけでなく、宇宙の構造そのものを形づくる原動力でもあります。
ビッグバン直後のガスのムラが、重力によって星や銀河を形成し、今もなお宇宙は重力の働きによって変化し続けているのです。
私たち自身も、わずかではありますが重力を持ち、空間を歪ませている存在。
その不思議さ、奥深さ、そして壮大さを、迫力ある映像とともに描き出します。
見えないけれど、確かに存在する力。
それは、宇宙の秩序を支える静かな支配者。
重力という名の“宇宙の法則”を、あなたはどこまで知っているでしょうか?
さあ、科学と映像が織りなす旅へ。
重力の正体に迫ることで、宇宙の姿が一変するかもしれません。
■作品情報
上映時間 24分54秒
ジャンル: 科学
映像:4Kドームマスター
音声:マルチチャンネルorステレオ
制作年:2015年
配給年:2025年
■制作・著作/合同会社スターライトスタジオ
※公式サイトはこちら
★作品リーフレットはこちら (PDF)
【番組プレビュー動画】
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