さそり座ツアー~アンタレスに突入せよ!~

夏の夜空に輝く、赤く美しい星・アンタレス。
さそり座の心臓ともいわれるその星をめざして、宇宙船に乗りこんだのは、やさしい天川船長と星のことに詳しい星崎博士、そして、ちょっと緊張ぎみの実習生ヒカルとホシミ。

旅の途中では、さそり座にまつわる世界の物語や、星の生まれ方、そしてアンタレスのひみつを楽しく学んでいきます。
ところが、突然とどいたSOS信号。なんと、アンタレスの中に宇宙船が迷いこんでしまったようなのです——。

こわいけれど、助けに行きたい。その気持ちが、宇宙の大冒険を生み出します。
星たちのやさしい光に包まれる、心あたたまる宇宙の旅へ出かけましょう。

(あらすじ)

夏の星空を見上げると、南の低い空にゆるやかなS字を描く「さそり座」が浮かんでいます。その心臓のあたりに、赤く輝くひときわ明るい星——アンタレスがあります。この物語は、そんなアンタレスを目指して旅立つ、小さな宇宙船のものがたりです。

ベテランの天川船長と、冷静でやさしい星崎博士。そして今日の主役は、宇宙について学ぶためにやってきた、ふたりの実習生ヒカルとホシミ。ちょっぴり緊張した面持ちで乗船したふたりを待っていたのは、アンタレスに向かう本格的な宇宙飛行でした。

航海の途中では、さそり座が昔から世界の人々にどのように見られてきたのか、日本や中国、ハワイの伝承が語られ、やがて話題は星のしくみや命の物語へ。星はガスでできていて、時間をかけて生まれ、光り、やがて役目を終えていく——そんな星の一生を博士がやさしく教えてくれます。

アンタレスにたどり着いた一行は、その巨大さに驚かされます。もしアンタレスを太陽の位置に置いたら、火星の軌道までもが飲み込まれてしまうほど。それほどまでに大きく、でも中はふわふわしている——そんな不思議な星の姿に心を奪われたその時、船に届いたのは、緊急のSOS信号でした。

発信源は、なんとアンタレスの中。そこには、故障した宇宙船が迷い込んでしまっていたのです。

こわいけれど、助けに行きたい。ヒカルとホシミのまっすぐな気持ちが、宇宙船を前へと進めます。やがて、一行は誰も足を踏み入れたことのない星の内部へ。ふわふわとしたガスの海を抜け、彼らが見つけたものとは——。

これは、星たちが教えてくれる“命のしくみ”と、誰かを思うやさしい心が生む“勇気の物語”。宇宙の広さと星のぬくもりを感じられる、やさしい冒険へ、どうぞご一緒に。

■作品情報
上映時間 22分15秒
ジャンル: 科学・ファミリー
映像:3Kドームマスター
音声:マルチチャンネルorステレオ
制作年:2019年
配給年:2025年

■企画:藤沢市湘南台文化センターこども館・公益財団法人藤沢市まちづくり協会
■制作:合同会社スターライトスタジオ
※公式サイトはこちら

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【番組プレビュー動画】
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