
太陽を中心に巡る8つの惑星。その向こうには、私たちがまだ知らない世界が広がっています。
1977年、人類はふたつの探査機「ボイジャー」を宇宙へ送り出しました。
木星や土星、そして誰も見たことのなかった天王星や海王星へ――。
それぞれの星々の美しさ、驚きの発見、そして太陽系のはてへの果てしない旅。
どこまでが太陽系なのか、そこを超えた先に何があるのか。
ボイジャーは私たちに答えを届けてくれました。
そして今も、誰も踏み入れたことのない星間空間を飛び続けています。
遠く離れた青い小さな地球を振り返りながら、ボイジャーの旅が語りかけるのは、宇宙の広がりと、私たちの存在の尊さです。
(あらすじ)
太陽を中心に巡る8つの惑星。そのはるか向こうには、どこまでが太陽系なのか、まだ誰も知らない果てしない宇宙が広がっています。
1977年、人類は「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」、ふたつの無人探査機を宇宙へと送り出しました。
その名は「航海者」。
まるで星の海を旅する船乗りのように、ボイジャーは木星、土星、天王星、そして海王星へと向かいます。
木星の巨大な嵐・大赤斑や、衛星イオでの火山の噴火。
土星の美しいリングの正体、そして厚いもやに包まれた衛星タイタンの大気。
さらに、人類が初めて目にした天王星と海王星の姿。
どれもが私たちの常識を覆す驚きと感動に満ちていました。
探査の旅はやがて、太陽の風が届かなくなる“太陽系の果て”を目指す新たな挑戦へ。
プラズマの風を測り続けたボイジャー1号は、ついに2012年8月25日、人類史上初めて太陽系を脱出しました。
そのときボイジャーは、太陽からなんと183億キロメートルも離れた場所にいたのです。
さらに、地球からおよそ60億キロメートル離れた場所でボイジャーが撮影した最後の一枚、「太陽系ファミリーポートレート」には、青くかすかな小さな点として地球が写っていました。
そこに、私たち70億の人々とすべての生命が生きているのです。
ボイジャーは今もなお、星々の間を旅し続けています。二度と帰ることのないその旅は、宇宙の広大さと、私たちがこの地球で生きている奇跡を静かに伝えてくれるのです。
■作品情報
上映時間 18分11秒
ジャンル: 科学
映像:4Kドームマスター
音声:マルチチャンネルorステレオ
制作年:2016年
配給年:2025年
★ナレーション:小野大輔
■企画:大阪市立科学館
■制作:合同会社スターライトスタジオ
※公式サイトはこちら
★作品リーフレットはこちら (PDF)
【番組プレビュー動画】
パスワードが不明な場合はご連絡ください。(プラネタリウム館の担当者のみ)
ドームでの試写をご希望される際には遠慮なく kato@altairllc.jp までお問い合わせください。