天の川での遭遇

「私たちは、星々の出会いから生まれた。」天の川銀河をめぐる壮大な旅へ――。 夜空に淡く光る天の川。それは無数の星々が集まってできた、銀河そのものの姿です。 私たちの太陽も、その星々のひとつとして生まれ、今日まで旅を続けています。 本作では、宇宙望遠鏡「ガイア」によって描かれた、かつてない規模の天の川銀河の三次元地図を手がかりに、星の誕生や移動、そして銀河同士の壮大な出会いの歴史をひもといていきます。 星は“星のゆりかご”と呼ばれるガスと塵の雲の中で生まれ、やがて仲間と離れながら、銀河の大きな流れの中を旅します。太陽もまた同じように生まれ、そして広大な銀河へと踏み出していきました。 さらに銀河は 続きを読む…

果てしない宇宙の旅

— 星々の海を越え、時空を超える冒険へ — 私たちの人生は旅の連続です。新しい場所へ、まだ見ぬ体験へと向かう旅。けれど、ここで体験できるのは、私たちが普段の暮らしで知っているものとはまったく違う——想像を超えた「宇宙への旅」です。 巨大望遠鏡がとらえる遥かな星の光。星が誕生し、命を終え、再び新しい星を生む壮大なサイクル。ブラックホールやダークマターといった、科学がまだ解き明かせない神秘。 『果てしない宇宙の旅』は、最新の天文学の成果をもとに制作された映像作品です。地球という小さな星から飛び出し、太陽系、銀河、そして宇宙の大構造へと誘います。 その旅路で出会うのは、私たちの生命を育んできた太陽。 続きを読む…

ブラックホール 未知の地平線

巨大な星の壮絶な最期から誕生したブラックホールは、時空そのものをねじ曲げ、私たちの理解を超える重力の世界へと誘います。未知の果てへの旅へようこそ。重力が常識を覆し、宇宙がその存在に震える場所へ。 ブラックホールとは何なのか? なぜ存在するのか? そこには何が隠されているのか?これらの問いが、私たちを人類の知の限界、そしてその先へと駆り立てます。 20世紀の最初のころまでは、ブラックホールの存在は空想の産物にすぎませんでした。しかし今では、彼らが実在すること、そして並外れた存在であることが証明されています。時空をゆがめ、星を飲み込み、そして地球にまで届く“重力波”を放つ——その力は計り知れません 続きを読む…

ベテルギウスの最後

オリオン座の肩で、ひときわ赤く輝く星、ベテルギウス。その星が、まもなく寿命を迎えようとしています。 研究者たちは、星の爆発の兆しをとらえ、緊張が走る中――ある父と子は、夜空を見上げながらその秘密に触れていきます。星の光は遠い昔から旅をしてきたもの。巨大で赤く、やがて鉄の核にたどりついた星がたどる、壮絶な最期。 けれどその「死」は終わりではありません。爆発によって宇宙にばらまかれたかけらは、やがて新たな命の材料となるのです。私たちもまた、星のかけらから生まれてきた存在。 ベテルギウスの最後の輝きは、宇宙のはじまりといのちのつながりを、そっと語りかけてくれるのです。 (あらすじ)オリオン座の肩で赤 続きを読む…

はるか地球をのぞむ

宇宙から見た地球は、やわらかな青に包まれた、とても美しい星でした。地平線の向こうには、昼と夜の境目がそっとにじみ、まるでフィルムのように地球を包んでいます。人類はずっと宇宙に憧れ、たくさんの宇宙飛行士や探査機が、空の向こうへ旅立ってきました。その多くが、遠くから地球を振り返り、「ただいま」とでも言うように、私たちの故郷を見つめてきたのです。はるか彼方の宇宙から見ると、地球は小さな青い点にすぎないかもしれません。でも、その点の中に、私たちの暮らしや思い出、命がぎゅっと詰まっているのです。宇宙の広さを知るほどに、この星の大切さに気づきます。ここが、私たちにとって、たったひとつの特別な場所なのです。 続きを読む…

さそり座ツアー~アンタレスに突入せよ!~

夏の夜空に輝く、赤く美しい星・アンタレス。さそり座の心臓ともいわれるその星をめざして、宇宙船に乗りこんだのは、やさしい天川船長と星のことに詳しい星崎博士、そして、ちょっと緊張ぎみの実習生ヒカルとホシミ。 旅の途中では、さそり座にまつわる世界の物語や、星の生まれ方、そしてアンタレスのひみつを楽しく学んでいきます。ところが、突然とどいたSOS信号。なんと、アンタレスの中に宇宙船が迷いこんでしまったようなのです——。 こわいけれど、助けに行きたい。その気持ちが、宇宙の大冒険を生み出します。星たちのやさしい光に包まれる、心あたたまる宇宙の旅へ出かけましょう。 (あらすじ) 夏の星空を見上げると、南の低 続きを読む…

重力 宇宙を支配する謎のチカラ

「すべてのものは、なぜ落ちるのか?」 この素朴な疑問から始まる、重力の謎への旅。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの時代から、ガリレオ・ガリレイ、ニュートン、アインシュタインへと受け継がれてきた「重力」をめぐる探究の歴史をたどりながら、私たちは宇宙の本質に迫っていきます。 重力とは、単なる「引っ張る力」ではなかった——。時空そのものを歪めることで、すべての物体の運動を支配する、宇宙を形作る根源的な力だったのです。 本作では、惑星や衛星の運動、星や銀河の誕生から、トランポリンを使った直感的な比喩までを駆使しながら、難解な物理現象をわかりやすく解説。見えないけれど、確かに存在する「重力」の正体に迫 続きを読む…

宇宙・究極観測~探せ!ブラックホール~

宇宙には、まだ見ぬ謎がある。私たちはどこから来て、どこへ向かうのか? 星の誕生、銀河の進化、重力波、そしてダークマター——最新の望遠鏡と観測技術が、壮大な宇宙の真実を少しずつ明らかにし始めています。 この番組では、地上と宇宙を舞台に、科学者たちが挑む最前線の観測を紹介。彼らの視点を通して、私たちは「見えない宇宙」を“観る”旅に出ます。 探査とは、問いかけること。観測とは、見つめ続けること。その先にあるのは、私たち自身の物語かもしれません。 ついに人類は、宇宙の“影”を見た。ブラックホールの姿をとらえ、時空のさざ波=重力波を聞いた瞬間——それは、紙と鉛筆と想像力で始まった科学の旅が、ついに宇宙の 続きを読む…

宇宙をひもとく4つのカギ ~宇宙図の世界~

私たちの宇宙には、まだ誰も解き明かしていない大きな謎が残されています。 なぜ宇宙には物質が存在するのか?目に見えない“ダークマター”とは何なのか?時空をゆがめる“重力波”は、何を語ろうとしているのか?そして、宇宙に生命は存在するのか? この番組では、最先端の宇宙研究をもとに、4つの鍵となるテーマを探求します。研究者たちの挑戦と発見をたどりながら、観客は深遠な宇宙の謎へと旅立ちます。 科学が照らす未来、そして私たちの存在の意味に迫る——これは、宇宙の扉を開く「4つのカギ」をめぐる物語です。 (あらすじ) あなたは自分がどこにいるか、本当に知っていますか?目覚めるとそこは、漆黒の闇に包まれた見知ら 続きを読む…

時空のメッセンジャー

それは、宇宙が発する微かな鼓動。星の死、時空の揺らぎ、光の向こうの物語――見えない宇宙の声が、今、聞こえてきます。 星々の光は、宇宙から届く最も確かなメッセージ。かつて月の満ち欠けや日食の予測から始まった天文学は、今や重力波やニュートリノといった“目に見えないメッセンジャー”までをも捉える時代へと進化しました。 ハワイのマウナケア山にあるジェミニ望遠鏡は、突発的な天体現象にも即座に対応し、星の誕生と死、そして宇宙からの予期せぬ訪問者――たとえば「オウムアムア」のような恒星間天体を捉えてきました。さらにチリでは、ヴェラ・ルービン天文台が空を絶えずスキャンし、夜ごとに1,000万もの変化を記録する 続きを読む…

スパーク 宇宙は私たちの中に

元素をテーマに宇宙の物質はどのように作られたのかを美しいCG映像で体感できます。 あなたが目にしているものは、すべて原子と呼ばれる小さな粒子でできています。 原子には、様々な形「元素」があります。宇宙の始まりから存在しているものもありますが、そのほとんどは星の中で作られました。 寿命を迎えた星の壮大な最後は、生命をスパークさせ、居住可能な惑星を作る種を銀河系に蒔いたのです。 私たち一人一人の中にある原子は、想像を絶する空間と時間を越えて、今に至ります。 そう、私たちは、宇宙そのものを見ているのです。 ★世界的に評価の高いカリフォルニア科学アカデミーが制作 数々の作品で世界に評価が高い、カリフォ 続きを読む…

超大質量ブラックホール 暗闇の秘密を探る

穏やかな夏の星空を眺めると、美しいものを感じます。静寂な宇宙。 ただ、それが生きていて、激しい世界であることに誰も気がつかない・・・ ブラックホールとそれに関係する現象は、長年にわたって多くの有名な科学者の研究によって、すでに20世紀初頭からその存在が予測されていました。光すら取り込んでしまうブラックホールをどのように観測し、確認や推測ができるようになったのでしょうか。私たちは宇宙で最も激しくて印象的な現象、そして最も恐ろしい天体の姿を垣間見ようとしているのです。ブラックホールで起こる様々な現象やそれを観測する様々な機器や施設、さらに銀河中心に存在する超大質量ブラックホールなど、謎多き天体を多 続きを読む…

はびたぶるぞーん

私たちの太陽系以外にも惑星(系外惑星)はあるのでしょうか? 昔から、たぶんあるだろうとは言われてきましたが、それが観測によって分かったのは1995年です。 2009年頃から観測技術が進歩して、数多くの系外惑星が確認され、地球と似たような惑星もあることが分かってきました。 これからは、人類が太陽系の外に生命を見つける時代かもしれません。 キーワードは「ハビタブルゾーン」・・・宇宙の中で、生命が生存できる範囲(エリア)のこと。面白い時代が到来しましたが、それをもっと楽しめるよう、ぜひこの作品をご覧ください。 プラネターリアム銀河座の春日了さんの楽しい宇宙の話で展開されるプラネタリウム番組です。 ★ 続きを読む…

宇宙はノンストップ

私たちは宇宙の中をどのように動いているのでしょうか? 私たちの地球は、毎日自転して回り、太陽の周りを公転して回っています。 さらに太陽自身も自転して回り、太陽系も天の川銀河の中を回り、夜空の星々もまた、それぞれの動きで銀河の中を回っています。 回って動くということは、安定しているということ! 難しい話をわかりやすく、ナビゲーターの二人が解説します。 プラネターリアム銀河座の春日了さんの楽しい宇宙の話で展開されるプラネタリウム番組です。 ★作品リーフレットはこちら (PDF) ■作品情報上映時間: 23分23秒映像:4Kドームマスター音声:ステレオ弊社配給開始年:2024年 声の出演:春日 了  続きを読む…

太陽系の旅

  私たちは、ずっと昔から夜空に輝く星に興味を持ち、古くから天体を観測する施設を作りました。 古代ギリシャの時代の神話的な世界感から、少しずつ時間をかけて科学的な興味へと変わり、今では地球と他の7つの惑星と一緒に、太陽の周りをまわっていること私たちは知っています。 天文学者が解き明かした太陽系の世界をお楽しみください。 ■作品情報上映時間 12分00秒ジャンル:宇宙・科学映像:4Kドームマスター音声:ステレオorマルチチャンネル制作・配給年:2023年 声の出演:堀田和則録音:(株)テイクス協力:田島秀樹事務所(有)制作:Theofanis Matsopoulos日本語版制作・配給: 続きを読む…

カラフルユニバース

    宇宙は様々な色で満ち溢れています。 宇宙に関する知識のほとんどは、光によって得られました。しかし、光とは、色とは、いったい何なのでしょうか? 色は周りのあらゆるものを豊かにし、目に映る世界をより鮮やかにしました。それは私たちを誘い、楽しませてくれるのです。 しかし、宇宙のパレットはもっと豊かなのです。 目に見えない光で空を見れば、私たちの知らない驚異的な世界を知ることになるのです。 私たちは長い間、光(可視光線)によって、この世界に関する知識を得てきました。しかし18世紀の後半になると赤外線が発見され、私たちは見えない光の存在に気付きます。実は私たちが目で見ているも 続きを読む…

リビングワールド 宇宙に生命を探して

  太陽系やその先に、生命は存在するのだろうか? 地球をより深く知ることで、何光年も彼方にいる他の知的生命体を発見することができるかもしれない・・・   数々の受賞歴を持つ「カリフォルニア科学アカデミー」(モリソン・プラネタリウム)が制作した最新作です。臨場感あふれる美しいCG映像には、世界中のプラネタリウムから高く評価されています。この作品では、地球外の生命に焦点をあてながら、今の地球について考える内容となっています。宇宙を調べることは、翻って地球を見ることに繋がるのです。 地球には生命が存在し、共に進化してきました。私たちの運命は絡み合っていたのです。 地球と同じように 続きを読む…

見えない宇宙に挑む

【作品紹介】すべての古代文明は、夜空を研究する必要性を感じ、毎晩星を眺めていました。 しかし、それは彼ら自身の目によるもので、星空のみの観察でしかなかったのです。 17世紀初期のガリレオの天体観測以後、天体望遠鏡の出現によって宇宙への窓を開き、それは技術的に進歩した巨大で精密な科学装置へと進化していきました。 その中で、私たちは「目で見える宇宙」と「見えない宇宙」があることに気づきます。 遠くて暗いものや、光の波長、さらにニュートリノや重力波など・・・。 私たちは科学の力によって、その境界を垣間見ることができるのです。 この作品はご自由にダウンロードして無料で使用することができます。有料の一般 続きを読む…

生命の不思議な世界

私たちのまわりには、生命が満ちあふれています。これら生命について考えたことはありますか? 地球には、何百万ともいわれる種類の生命が住んでおり、それは間違いなく宇宙で最も驚くべき現象の一つです。生命は、どんな過酷な場所でも、その環境に合わせ、長い時をかけてこの惑星を住みよい世界に変えていきました。何十億年も前に地球上で始まったこの営みは、遺伝子によって、その貴重な記録を残してきたのです。そして、私たちは母なる星 地球を飛び出し、新たな視点で世界を見ることができるようになりました。 しかし・・・これら生命は、どのように生まれてきたのでしょうか。地球を越えて、宇宙にも存在するのでしょうか。もしかした 続きを読む…

コスモスオデッセイ

■作品紹介私たちはどのように宇宙を解き明かしてきたか宇宙についての私たちの理解は天文学の発達とともに拡大してきました。 古代の神話的宇宙に始まり、プトレマイオスの天動説~地動説~望遠鏡の発明によってもたらされた飛躍~スペクトル分析~現代の天文台~最新観測技術に至る天文学の歴史を辿っていきましょう。 世界最先端の天文施設を巡る三大天文台として名高い、マウナケア山(ハワイ)、ラ・パルマ島(カナリー諸島)、アタカマ砂漠(チリ)を現地ロケ。臨場感あるオリジナル解像度6Kのドーム映像でお届けします。 ■内容– ビッグバンから現在まで宇宙138億年の歴史 – 古代の宇宙観 &#82 続きを読む…

ガイアの銀河

紀元前2世紀に中国で書かれた「淮南子」には、「宇宙」は空間と時間の限りない広がりを表している言葉であると記されています。そのような宇宙を調べているのが、宇宙望遠鏡「ガイア」です。 ガイアは宇宙全体をくまなく撮影し、10億を超える恒星のデータによって、天の川銀河の三次元マップが作られようとしています。 地上では まるで空に張り付いているように見える星々ですが、それぞれ地球からの距離が違うため、宇宙を旅すると奥行きを実感します。また恒星は固有の動きをしているため、数万年単位で見てみると、未来の星空の様子が変わっていきます。さそり座やオリオン座・おうし座をはじめ、織姫星や彦星の未来はいったいどうなっ 続きを読む…

DARK 謎の暗黒物質「ダークマター」の世界

宇宙の80%近くを占める、目に見えない謎の暗黒物質「ダークマター」の謎に迫ります。 ダークマターは、天文物理学のもっとも重要な問題であり、世界中の天文学者が日夜その秘密を解き明かそうと、観測と研究が続けられています。 ウェスタンオーストラリア大学の若き天文学者アラン・ダフィー博士は、オーストラリアにある巨大な電波天文台施設 通称「ASKAP」と、高速な演算能力を持つスーパーコンピューターのいくつかを駆使し、実際の観測に基づいて得られたデータから、ダークマターのシミュレーションを作成・ドーム映像化しました。 そこに広がる「宇宙」とは・・・。 最先端の天文学による「ダークマター」の映像世界を、プラ 続きを読む…

宇宙のエネルギー

宇宙には「様々なエネルギー」が満ち溢れています。そのような宇宙のダイナミックな世界をお楽しみいただけるプログラムです。 このサイトはヨーロッパ南天天文台「スーパーノバプラネタリウム」(2017年オープン)が制作した番組の日本語版の参考のためにアップしています。(非公式サイトです) この番組についての詳細は The Hot and Energetic Universe(英語) をお読みください。このサイトは、The Hot and Energetic Universe を日本版で投影するための補足用のページ(非公式)です。日本語版の吹替え、およびこれら作業はすべてボランティアで行っております。 続きを読む…

宇宙への旅

美しい映像による果てしない宇宙に想いを巡らせ・・・。 このサイトはヨーロッパ南天天文台「スーパーノバプラネタリウム」が制作した番組の日本語版の参考のために公開しています。(非公式サイトです) この番組についての詳細は The planetarium show “From Earth to the Universe”(英語) をお読みください。 このサイトは、From Earth to the Universe を日本版で投影するための補足用のページ(非公式)です。日本語版の吹替え、およびこれら作業はすべてボランティアで行っております。この番組はご自由にダウンロードして使用することができます。有 続きを読む…